たまごっち観察日記
この前、我家で新しい生命が誕生した。
名前は「たけのこ」
名前の由来はこの子が生まれる時父親がたまたま、たけのこの里を食べていたからだという。
たけのこは生まれた時から厳しい教育を受けている。
父親はまだ学生で学校にたけのこを連れて行き社会の厳しさを教えた。
たけのこはお腹が空いたらピーと機械音のような声で鳴く。
学校で鳴いたときはすぐにマナーモー、いや、すぐ口を抑えられ叱られていた。
ある日、父親は千葉のディズニーランドという場所に出張へ向かった。
本当だと、たこのこも一緒に行く予定だったのだが普通に忘れられていた。
むちゃくちゃに楽しんで帰ってきた父親は愕然とした。
部屋がうんちまみれだった。
画面のほどんどがうんちだった。
前の日からご飯をあげていないはずなのに。
胃腸が破壊されてもあの量はおかしい。
そして、そのうんちまみれの部屋で幸せそうに寝ていたのだ。
父親は感動した。
なんというメンタル。
部屋が7畳だとしたら6畳はうんちだ。
そんな部屋1秒たりとも居座りたくない筈なのに。
人間だったら完全に病気になって死んでいる。
そんな中、忠実に我が主君である父を待っていただなんて。
必死に溢れ出る涙を堪えて空を見上げ一言呟いた。
「一生守ってやるからな。」
第一話。生命誕生
完
第二話。たまごっち病死
coming soon
いじょかい。