おいらの毎日

上京したイキり大学生の毎日を描いたドキュメンタリー

人生とは山登りそのもの。

先週、仲のいい友人と2人で山登りをしてきた。

 

1ヶ月前くらいから計画をしていてその日を楽しみにしていた僕らを裏切るように天気は雨だった。

 

若い2人が天気ごときで中止するはずもなく、なんなら僕はその天気に歯向かうようにお洒落をして待ち合わせ場所に向かった。

 

待ち合わせ場所についてびっくりしたのは友達も同じくお洒落をしてきたということ。

 

しかもレザーパンツ を履いてくるという横柄さ。

僕は感動した。感銘を受けた。涙がこぼれ落ちそうだった。

 

今から雨の中山登りをするというのにハイカットのレアスニーカーに歩きにくいレザーパンツ 、お洒落なボアジャケットを着てきた。

 

推定金額10万くらいだと思う。

 

そのお金の計算が終わったと同時にこの子とは大学が終わっても友達でいたいと心から思った。

 

こんな天候に負けてたまるか。という気持ちがひしひしと伝わる。

 

聞いてみたら何も考えていなかったそう。

うん。それはそれでいいね。

 

そして3時間をかけて山を登った。

久々に息が切れるという経験をした。

懐かしい。小学生のマラソン大会を思い出す。

 

そして問題は寒さ。身震いが止まらない。

登るにつれて温度はどんどん下がっていく。

 

ただここにきても僕の負けてたまるか精神が邪魔をしてきた。

 

気づいた時には右手にアイスクリームを持っていた。一つも食べたくなかったが抗う気持ちが止まらなかったのだ。

 

さすがの友達も僕を見る目が可笑しかった。

阿保を見る目とはあの目のことか。

 

そして頂上へ。

絶景が広がっているはずの場所に立ってカメラを構えた。

 

THE霧。THAT霧。

なーんにも見えなかった。

 

近くの看板にあそこの山は富士山。あそこの山は〜山など説明が書いてあった。

 

僕たちはその看板と見ている景色を比べるということが出来ない。

 

何せ視界に映る全てが霧だから。

 

口に出すと悲しくなるから2人は黙って頂上の看板を撮って降りる準備をした。

 

そして問題は帰り道。

 

行きとは違い、敢えて険しいルートを選んで帰った。

 

普通に遭難しかけた。

どんどん周りは暗くなり、道幅は人1人が限界で横は崖の道のりを雨の中降りていく。

 

何度も足を滑らせ、2人で励まし合い。

時にレイニーブルーを熱唱し、時に親に感謝の言葉を叫んだ。しかし内心結構焦っていた。道を一回でも踏み外したら死が待っているのだ。

 

ギリギリ何とか降りることが出来た。

山を降りた頃には2人の背中はなんだか大きくなっていた気がする。

 

降りた瞬間2人で握手を交わした。

確実に絆が深まった瞬間である。

 

そして近くにある銭湯に入り汗を流した。

最高の休日だった。

 

この人と仲良くなりたい、本当にこの人と僕は親友なのかと悩んでいる方。

 

山に登って遭難しかけてみるのをおすすめする。

その人の大切さがよく分かるから。

 

うん。いい感じに締まったね。

 

 

 

以上。解散。