おいらの毎日

上京したイキり大学生の毎日を描いたドキュメンタリー

おいらのiPhone6s

靴が増えてきたので写真を撮ろうと思い、窓を開けベランダで写真を撮ろうとした時に部屋から

 

「カタカタカタカタカタカタカタ」

という音が聴こえた。

 

完全に虫が部屋に入ってきている。

僕が写真を撮る瞬間を待っていたかのようなスピードだ。まだ窓を開けてから5秒くらいしか経っていないのに。

 

だがしかし!

 

こちらには殺虫スプレーがある。

なんたって殺す虫のスプレーだ。

 

向こうに勝ち目がないことが分かっている僕は虫のいるであろう部屋に向かって

 

「残念だったな」と呟いた。

 

スプレーを持ち、構え、ゆっくりと部屋を探索した。あの緊張感はあと3年は忘れないだろう。

 

しかしどこを見ても奴が出てこない。

 

僕はあらゆるところを探した。完全に入りようがないお皿入れまで探した。

 

まぁいい。出てきた時がお前の最後だ。

 

もう一度ベランダに出て靴を並べ、写真を撮ろうとカメラを作動した時。

 

「カタカタカタカタカタカタカタカタカタ」

携帯を消しスプレーを構え部屋を見渡した時には。

 

シーン

 

部屋からは生命を感じなかった。

 

おちょくってやがる。ゆるさねぇ。

 

片手でスプレーを構え、布団をめくったが姿は見えない。ソファーの下などに威嚇射撃もした。

 

音も聞こえない。なんなんだ奴は。

スプレーを握っている右手は汗をかきだした。

 

まさにバイオハザードの世界。

 

僕の亡くなったひいばあちゃんの座右の銘

「やられる前にやれ」

という言葉を思い出す。

 

ただ一向に見つからない。

 

まぁ威嚇射撃もしているしビビっているのだろう。

放っておいて問題はないと判断をし、また写真を撮ろうとカメラを作動した。時!

 

「カタカタカタカタカタカタカタカタ」

 

なんやねん!

そのまま携帯をベットに投げてスプレーを構えた。

 

今度は音が消えない。

「カタカタカタカタカタカタカタカタ」

 

音のなる方に3秒くらい放出した。

音は携帯の方だ。

 

射撃を停止し音の方向を確認した。

まだ鳴っている。しぶとい奴め。

 

しばらく聞いていると、どうにも携帯から音がなっている気がしてならない。

 

近づき、カメラを起動したままの携帯を拾って確認した。

 

するとiPhoneのカメラの中のレンズが弾け飛びそうなくらいに振動していた。

 

その時の音が

「カタカタカタカタカタカタカタカタ」

だった。

 

レンズかい!とツッこんだら負けな気がしたので、そのまま黙って写真を撮った。

 

 

その時の写真がこちら。

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なんか逆にお洒落な感じになっていた。

うれちぃ〜〜〜。インスタ映え映え〜〜〜。

 

次の日の夕飯のお好み焼きがこちら。

 

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おこのみはこうそくいどうをおぼえた。

 

 

 

 

はぁ。

 

 

 

 

携帯変えよ。

 

 

 

 

 

以上。解散。